地域への想い

 世界中の都市で、地域の文化と都市開発の共生をどのように維持していけばよいか議論されています。 日本においても、京都の日本の伝統的な街並みと、先進都市としての調和が議論されています。 古き良きものを、次の時代に残していくことが難しい時代になっていることを、ひしひしと感じております。

 この大宮盆栽村も、地域の文化を残すことと未来に向けた都市開発のはざまに立たされた場所です。 大宮盆栽村は、盆栽の世界においては、非常に有名な場所です。 大宮盆栽と言えば盆栽のブランドの一つとなっていて、海外から多くの愛好家が大宮盆栽村を訪れています。 一方で、盆栽町は普通に人々が生活する場所でもあります。 時代が変わり、人の入れ替えが起こり、この盆栽村には昔の大宮盆栽村を知らない人が増えてきました。 盆栽文化や、世界における盆栽村の価値を知らない人も多くいます。 ただただ、景観が良い場所であるというイメージしかないかもしれません。

 このように、大宮盆栽村は古き良き盆栽文化が残る一方で、新しい生活の場としての開発が進んでいます。 地域の雰囲気・景観も刻々と変化してきています。 大宮盆栽村という特性や歴史を知っている方々が多くおりますので、大宮盆栽村の景観を残していきたいと考えている人も多くおります。 また、大宮盆栽村を訪れた外部の方々は、大宮盆栽村は他にはない素晴らしい雰囲気をもっていると言っていただけたりもします。 しかし、一人ひとりが景観を守りたいと思っていても、地域を良い状態で維持するということは非常に難しいのが実情です。

 大宮盆栽村は、現在も盆栽園が6つがあります。 大宮盆栽村の近所に住む地域の方々、盆栽が好きな方々、景観を楽しめる散歩道として好んでれる方々、多くの外国人の盆栽愛好家の方々が、 頻繁に大宮盆栽村に訪れて、盆栽を楽しんでいます。 そうした、文化と地域の交流が残るこの地を、今後も末永く未来に残していきたい。

 盆栽は、すばらしい日本文化です。 盆栽文化がこれほどまでに地域と調和している地は、日本中みてもほとんどありません。 未来に大宮盆栽村を伝え残していくため、盆栽村の盆栽園を支え、盆栽村の景観を維持・保護に強力していきたいと考えております。 まずは、興味を持っていただき、とにかくこの地域を守る輪に入ってほしい。 多くの方々の参加をお待ちしております。

大宮盆栽村の景観を伝える会
代表 角 孝平